NEW ENTRY
[PR]
「忘れてしまった」ことへの罪悪感
朝、父から言われて「はっ」と思った。
今日は母の命日だった。
去年は多分、1月に入ってからずっとこの日を気にしていたような気がする。
どうして今年はすっかり忘れてしまったんだろう。
大事な日を忘れてしまうほど、忙しかった?
そんなことは無いでしょうね。
無意識に忘れてしまいたかったのだろうか。
でもね、この日だけが亡くなった母との接点では無いんですよね。
毎日、毎日仏壇の位牌に手を合わせ、時には母の入院していたときのことを思い出し涙したり。
そうなんだけど、そうなんだけど、この日は忘れていてはいけなかったはず。
今でも思い出す風景は、母の亡くなる前日。
いつものように朝、母のいる病室に行く。
「おはよう〜」
声をかけると、母がゆっくり
「○○ちゃん〜」(○○は私の本名です)
と応えてくれる。
この声がとてもとてもやさしくて、やわらかくって気持ちがよくって。
忘れられない声。
耳に残って離れない、リアルな声。
都合のいいときだけ思い出しては感傷に浸って、大事な日をすっかり忘れてしまうなんて
なんて自分勝手なんだろう。
ほんと、だらしないなぁ。
今の私は毎日をただ消費しているだけ。
もっと、大事なことを見つけて毎日を噛み締めながら過ごさなければ、私の魂の成長は
止まったままでしょうね。
今日はいろいろなことを考える一日になりそうです。
PR
- トラックバックURLはこちら